第22回 西周シンポジウム／第8回 西周賞授賞式を開催しました

　 会場のようす

第22回 西周シンポジウム　―文明開化と思想の交錯―

　令和7年11月29日(土)、藩校養老館にて第22回西周シンポジウム・第8回西周授賞式を開催しました。

　このシンポジウムは、日本文化学術の近代化に大きく貢献した津和野町出身の啓蒙思想家西周の顕彰と研究の推進を目的として、島根県立大学と津和野町の共催で開催しています。また、シンポジウム内にて、今年第8回目となる西周賞の授賞式を行いました。

　■主催　　　島根県立大学・津和野町

　■開催日時　令和7年11月29日(土)　13時30分～17時

　■会場　　　藩校養老館北棟（津和野町後田ロ66甲）

プログラム

　１．第8回西周賞授賞式（主催　津和野町）

　　　　受賞者　　猪原　透（いのはら・とおる） 氏

　　　　受賞論文　「近代日本における西洋人口論の導入過程―明治初期思想のなかの人口認識」　

　　・選考委員長講評　樺山紘一氏（東京大学名誉教授）

　　・受賞者記念スピーチ

　２．『新編　西周全集』第3巻　刊行記念講演

　　　手島邦夫氏（元北海道科学大学教授）「言語・教育編の刊行を終えて」

　３．講演

　　　河野有里氏（法政大学教授）「西周と明六雑誌」

　　　小路口聡氏（東洋大学名誉教授）「西周と儒学～「幸福」を巡る一考察～」

 

　 島根県立大学　林秀司副学長の挨拶　　

　第22回西周シンポジウムは「文明開化と思想の交錯」をテーマとして開催しました。シンポジウムでは、令和7年9月に刊行された『新編西周全集』第3巻に関する講演や、専門の研究者2名による講演が行われました。また、津和野町が若手研究者に授与する西周賞の受賞者による記念スピーチと選考委員長による講評も行われ、約30名の参加者が歴史・言語学・思想史などを専門とする研究者の講演に耳を傾けました。

　　　西周賞授賞式と樺山紘一選考委員長による講評

　　講演（手島邦夫氏）

　　第22回西周シンポジウムチラシ