郷土館冬季企画展「加部厳夫と松園文庫」

津和野藩出身の国学者加部厳夫（かべ・いづお）（1849-1922）は明治時代に政府官僚として勤務するかたわら、その生涯で多くの歴史資料や書画の調査・収集を行い、歴史や古物、言語、芸術などについて研究しました。その研究成果は刊行・未刊行含め多くの著作となり、研究課程で収集された資料は膨大なコレクションとして今に残されています。

加部厳夫はこのコレクションを自らの号から「松園文庫（しょうえんぶんこ）」と名づけ、晩年には自宅で公開していましたが、その死後、津和野町に寄贈されました。本展では、加部厳夫が生涯をかけて収集したコレクション「松園文庫」についてご紹介します。

主な展示品

加部厳夫模写「津和野城郭大手見取図」「大国隆正先生肖像」「岡熊臣先生肖像」「武霊社之碑」拓本

『好古雑誌』『好古類纂』『語学訓蒙』「北陸東海両道御巡幸沿道略志及実践記」他

        

企画展概要

　　【期　間】　　令和7年11月19日(水)～令和8年3月2日(月)

　　【開館時間】　8:30～17:00

　　【入館料】　　一般400円、中高生300円、小学生150円　※津和野町民は無料

　　【休館日】　　毎週火曜日（祝日の場合はその翌日）、年末年始（12月29日～1月3日）