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郷土館秋季企画展「江戸時代津和野人たちの情報収集 ―津和野に残る風聞書―」

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 「風聞書」とは、諸藩の藩主などが江戸や京都・大坂などに人を派遣して情報収集し、報告させた文書のことで、各地で起きた事件やそれに伴う噂、評判が書き留められています。こうした風聞書によって、藩主や家臣たちは政治や社会で起きた出来事を把握していたと考えられており、貴重な情報源として利用されていました。津和野にも津和野藩士や幕府直轄領の史料に多くの風聞書が残されています。

 これらの風聞書を見ると、江戸時代後期の大きな事件や、幕末における長州藩や幕府の動向に関するものが多く、動乱の中で藩やそれぞれの家が生き残るために活用されていた様子が窺えます。特に幕末期には幕府による二度の長州戦争が行われ、第二次長州戦争では津和野藩は城下に進軍しようとする長州藩と交渉を重ねるなど、緊迫した状況がありました。こうした状況に対応するため、藩主亀井茲監は各地に藩士を多数派遣し、各地の情報を積極的に集めています。また、津和野藩の中に点在した幕府直轄領の人々も、津和野藩士や長州藩、また大森代官所などから情報を得ていたことが残された史料からわかります。

 本展では、こうして集められた情報の中から、江戸時代末期の大地震や浦賀港への黒船来航、長州征伐や浜田藩所替えなどの事件について残された風聞書を中心にご紹介します。

主な展示品

「浦賀港絵図」(江戸時代後期)、「江戸ニ而地震評判記抜書」(安政2年頃)、「採覧時勢録」(福羽美質筆 江戸時代後期)

「機密秘書」全10冊(江戸時代後期)、小柴太右衛門あて福羽美静書状(江戸時代後期)、「申三月下旬長州表ニテ風聞書写し」(安政7年)

「防長不穏風聞ニ付要用留」(江戸時代後期)、「浜田様御所替覚」(天保7年頃)、「巡見之御上使様御宿菊屋孫太郎家差図」(天保9年頃) 他

 浦賀港絵図  安政2年大地震附類焼場所

 機密秘書よりペリー人相書  浜田御城主松平周防守様御所替ニ付心覚 

企画展概要

  【期 間】  令和8年9月2日(水)~令和8年11月30日(月)

  【開館時間】 8:30~17:00

  【入館料】  一般400円、中高生300円、小学生150円 ※津和野町民は無料

  【休館日】  毎週火曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

江戸時代津和野人たちの情報収集

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