津和野まちなみ保存会の総会が開催され、出席をしてまいりました。
当会は、津和野町伝統的建造物群保存地区を中心としたまちなみ保存に関して、民間の立場から推進することを目的に６０名を超える会員にて組織されております。
令和４年度の事業から活動のいくつかをご紹介しますと、伝建地区まちづくり通信の発行によるまちなみ保存の取り組みの紹介と啓発、少額補助事業による会員の物件修理工事等に対する支援、伝統建造物に関する学習会の開催などを行っておられます。
また、令和５年度においては、これらの活動に加えて、ドローンを活用し屋根や建物全体を撮影してのパトロール実施など、新しい事業にも取り組まれる計画です。
こうした民間主体の取り組みは、制度の周知や街並み保存を進める上で行政の立場からも有難く、感謝しております。
総会においては、「今後の町並み保存の推進体制について」と題して、私及び町教育委員会との座談会も開催されました。
現在工事を進めている津和野庁舎増築棟や今後の伝建地区周辺の公共事業についてなど質問を頂き、町としても各種事業について説明させて頂く良い機会になったと思っております。
合わせて、伝建地区内においては改修等において景観上の制限がかかることによるデメリットを指摘いただいたところでもあり、街並み保存の意義や伝建地区だからこそ適用されている補助制度についても、これまで以上に周知を徹底する必要性を認めたところであります。
有意義な意見交換の場を設けて頂いた保存会の皆さまに心から感謝申し上げます。
