公益社団法人島根県防犯連合会の総会が開催され、鹿足郡防犯連合会会長の立場にて出席してまいりました。
当会は、私のような県内各地防犯連合会長や金融機関、遊技業、飲食業、建設業など業界ごとに結成された防犯関連団体長等により組織されております。
総会資料から島根県内の犯罪状況等を簡単に紹介いたしますと、犯罪発生件数について令和4年中においては、前年比15件減の1834件で戦後最少を更新し検挙率も71％と高水準を維持したものの殺人・強盗・強制性交等凶悪事件の発生があったほか、子どもや女性に対する声かけ・つきまとい事案が前年比29.6％減少するも依然年間100件以上発生しているとのことであります。
また、特殊詐欺被害においては、件数が56件、金額が7,272万円と、ともに前年比減少しているものの、高齢者をターゲットにした還付金詐欺・預貯金詐欺や年齢に関係なく被害を受ける架空料金請求詐欺が発生するなど、取り組むべき課題が残されているとのことでもありました。
こうした中、令和4年度の当会事業としては、街頭防犯カメラの拡充整備や通学路における子どもの見守り活動、高齢者をはじめとした特殊詐欺被害防止のための啓発活動などに関わる事業を重点的に推進したほか、県民の自主防犯意識の高揚や地域・職域における自主的な各種活動に資する事業を推進し、安全・安心なまちづくりの実現に取り組まれております。
令和5年度の事業についても、通学路の安全対策をはじめ子どもや女性の犯罪被害防止、悪質巧妙化する特殊詐欺の被害防止に重点をおいた事業展開とともに、地域安全意識等に係る啓発活動の充実、地域ボランティアの活動支援による自主的な諸活動の促進、鍵かけ運動の展開、青少年の健全育成にかかる事業を推進する計画となっております。
鹿足郡防犯協会としても、当会や警察署と連携を図りながら、鹿足郡内の犯罪のない安全安心なまちづくりに向けた活動を継続して実施してまいります。
