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永田コレクションの全貌公開〈一章〉北斎-「春朗期」「宗理期」編(令和5年2月22日)

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松江出張の際に島根県立美術館で開催されている『永田コレクションの全貌公開〈一章〉北斎-「春朗期」「宗理期」編』を鑑賞してまいりました。

津和野町出身の北斎研究者、故永田生慈氏が寄贈された永田コレクションの中から、この度は北斎20歳から45歳ごろの作品と資料が展示の中心となっております。
その中には津和野藩亀井家に伝来し第一級の摺物群と言われている「津和野藩伝来摺物」も含まれており、1時間程度の滞在でしたが、とても時間が足りない程の見応えある内容でした。

当日は私以外にも非常たくさんの方々が鑑賞にお越しになっており、北斎人気の高さを認めるとともに、質と量の両面にわたりこれほどの作品を収集され、生涯に渡って研究を続けてこられた永田生慈氏の偉大さを改めて実感したところであります。

津和野町に対しては町内にて運営されていた葛飾北斎美術館の建物と土地を町に無償でご寄付頂き、現在津和野町日本遺産センターとして活用させて頂いております。
生前に親しくして頂いたお姿を尊敬の念とともに思い出しながら、鑑賞させて頂いたしだいです。

尚、当展は、3月26日まで開催されておりますので、多くの皆さまにご覧頂きたいと思います。
永田コレクションは北斎晩年の作品まで及んでおり、今後も更なる年代の作品紹介がなされると思っておりますので、ご期待頂きたいとも思っております。

永田コレクションの全貌公開

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