島根県国土利用計画審議会が開催され、県町村会長の立場にて委員に任命されていることから出席をしてまいりました。
国土利用計画ついては、「限られた資源である国土の総合的かつ計画的な利用を通じて、国土の安全性を高め、持続可能で豊かな国土を形成する」目的にて国土利用計画法に則り、全国計画が定められております。
この全国計画を基本とし、都道府県の区域内における国土利用の方向を示すものとして都道府県計画があり、更には都道府県計画を基本として市町村計画を策定し、市町村の区域内における国土利用の方向を示すこととなっております。
この度は、都道府県計画に基づいて策定されている島根県土地利用基本計画において、その変更（案）を審議いたしました。
土地利用基本計画では、「都市地域」～一体の都市として総合的に開発・整備・保全する必要がある地域（都市計画区域として指定されている地域）、「農業地域」～農用地として利用すべき土地があり、総合的に農業の振興を図る必要がある地域（農業振興地域として指定されている地域）、「森林地域」～森林として利用すべき土地があり、林業の振興や森林の有する諸機能の維持増進を図る必要がある地域（国有林・地域森林計画対象民有林の区域として定められている地域）、「自然公園地域」～優れた自然の風景地で、その保護及び利用の増進を図る必要がある地域（国立公園、国定公園、都道府県立自然公園として指定されている地域）、「自然保全地域」～良好な自然環境を形成している地域で、その自然環境の保全を図る必要がある地域（都道府県自然環境保全地域として指定されている地域）の5地域区分が定められております。
計画に基づいて定められたこれらの地域においては、年月の経過とともに計画内容と合致しない箇所も生じてきており、定期的に見直しが図られております。
尚、この度の会議の具体的な変更内容については、この場で記すことは自粛しなければならないと思っております。
当審議会の委員の皆さまは、多様な分野から代表し任命されております。
出される質疑や答弁を聞きながら、今後も本町において様々な事業を行う上で、土地利用という観点からどのようなことに配慮を必要とするのか等、大変勉強になるものであり、意義ある会議に参加させて頂いたことを感謝しております。
