「私と差別問題」と題しての講演会を津和野高等学校と津和野町、町教育委員会、町人権・同和対策推進協議会の共催にて開催いたしました。
会場は津和野高校の視聴覚室で、多くの高校生に参加いただき、町民の方々と一緒に学びました。
講師は広島修道大学名誉教授の大庭宣尊先生です。
大庭先生は教育社会学・差別問題専攻で、差別問題を社会学的アプローチから研究されており、本日のお話も差別の定義から三者関係がつくりだす差別、差別をめぐるポイントなどを身近な出来事も交えながら分かりやすく解説頂きました。
そして差別や人権は常に考えることが大切であること、それは心がけではなく、社会において自らと他者とを結ぶ関係のありようと常に向き合い、納得のいき方を模索することとのお話が私の印象に強く残っております。
質問タイムでは、多くの高校生が手を挙げて積極的に質問をされており頼もしく思いました。
先生のお話を追従的に捉えるのではなく、否定的な見解において率直に疑問をぶつける生徒もあり、まさに先生のおっしゃる「考える」ことにつながる有意義な時間だったと感じております。
先生におかれても、真剣に質問する生徒に対して、丁寧に熱意をもって回答して頂き素晴らしい講演会になったと感謝しております。