津和野町消防出初式を挙行いたしました。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、令和2年以来となりましたが、新年を代表する行事が再び実施できたことに安堵しております。
消防団員の皆さんが規律ある整列をされた光景は場に緊張感をもたらし、過去2年間中止したブランクを感じさせないものでありました。
出初式や消防操法大会などの行事は開催出来なかったものの、普段よりたゆまぬ訓練を続けてこられたことの証とも言えるかと、頭の下がる思いでその様子を見ておりました。
消防団には、防火活動や火災時の消火活動等の対応とともに、大雨時には見回り警戒や防災活動に従事して頂いております。
昨年も実際に何度も出動を頂き、消火活動のみならず、夏の大雨時には、町災害対策本部と連携した活動を行って頂いております。
平成25年に本町を襲った豪雨災害の経験とともに、全国で頻発する激甚災害は、毎年の梅雨と台風シーズンの到来とともに、防災行政に従事する私たちへ緊張感を与えます。
こうした中で、消防団の存在は住民の生命を守る防災・減災活動の重要なパートナ―であり、私にとって本当に頼もしい存在と言えます。
特に団員の皆さんは、それぞれが普段自らの仕事を持ちながら、その上で社会奉仕の精神にて消防団に入団し、日ごろの器具点検や訓練と合わせ様々な活動に従事して頂いていることを、改めて感謝したいと思っております。
消防団員としての経験を持つ町長であり消防管理者として、消防団の皆さんのお気持ちとご苦労を理解し、その尊い活動に報いるよう更なる消防力、防災力の向上に精進してまいりたいと思います。
