12月定例議会

12月9日から始まった津和野町12月定例議会が15日をもって終了いたしました。
上程いたしました全ての議案を承認頂き、安堵しております。

議案の中からピックアップして紹介いたしますと、まず、津和野町定住促進条例の一部改正について、既存の定住奨励金に入学祝い金を新たに追加することとなりました。
来年度より小学校と中学校に入学される方に商品券3万円を贈らせて頂きます。
商品券は町内において使用できるものであり、経済対策も兼ねておりますことにご理解を頂きたいと思っております。

次に、津和野町放課後児童クラブ設置及び管理運営に関する条例の一部改正についてです。
町内５つの放課後児童クラブを対象に、月曜日から金曜日までにおいて、午後6時30分（これまでは午後6時まで）までと、30分の延長を行います。
合わせて、土曜日、春休み期間及び夏休み期間及び冬休み期間の月曜日から金曜日まで、小学校の臨時の休業日において、午前7時30分から午後6時30分（これまでは午前7時から午後6時まで）に延長いたします。
尚、ニーズのないクラブでは延長せず、従来通りといたします。

これまでにも、高校生までの医療費無料化、ゼロ歳児からの完全保育料無料化など、様々な子育て支援策を行ってまいりましたが、この度の両議案についても、子育て支援の拡充につながるものと考えております。
今後も財政状況を考慮するとともに、子育て現場のご意見を聞きながら、着実に実現して行けるよう努めてまいりたいと思います。

次に、津和野高等学校支援基金条例の制定についてです。
この度、津和野高校の卒業生で故人となられた方のご遺族の方から、故人のご遺志のもとに、津和野高校支援の取り組みに使うことを希望され、多額のご寄付を頂くこととなりました。
ご寄付は上場株式であり、今後は配当金を基金に積み立て、毎年度の津和野高校支援の事業に使わせて頂く計画としております。
津和野高校のご縁ある方から、このように温かいご支援を頂くことは、厳しい財政状況にある本町にとってとても有難く、励まされる思いです。

最後に令和4年度予算に関して、当定例議会では、一般会計について206,288千円を追加し、総額9,548,505千円の補正予算といたました。
歳出の主なものは、老朽空き家を除却するための支援補助金の件数増に伴うもの、津和野町デイサービスセンターの浴室整備に伴う補助金、津和野町福祉センターの雨どい整備等に関する補助金、町道木曽野向線の舗装工事費などとなっております。