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全国町村会・都道府県町村会長会(令和4年10月20日)

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全国町村会理事会並びに都道府県町村会長会が開催され、島根県町村会長の立場にて出席をしてまいりました。

議事に先立って国からの行政説明が行われ、スポーツ庁室伏長官と角田次長による「部活動の地域移行と地域スポーツ・文化芸術環境の整備について」と、厚生労働省中谷がん・疾病対策課長による「オミクロン株対応ワクチン接種の今後の進め方について」のお話を聞きました。

このうち部活動の地域移行については、部活動を学校単位から地域単位の取り組みとし、学校以外の主体が担うよう移行していくことを目指すもので、背景には、少子化の著しい進行による学校単位でのスポーツ機会の提供が困難になりつつある状況や教職員の業務負担が非常に重くなっている中で、働き方改革を実現しなければ学校教育のより良い展開につながらないことがあります。

こうした中、国においては、休日の運動部活動から段階的に地域移行を図ることを基本として、進捗状況をみながら平日についても地域移行を進める方向性を示しております。

この問題は、特に人口減少の著しい町村においては、指導者の確保をはじめ実現するうえで乗り越えるべき課題が多いという認識です。一方で、特に団体競技においては、すでに学校単位ではチームが編成できない現状があることや、学校現場の教職員の負担軽減を含めた働き方改革を進めなければならないことも十分に理解しております。

この度のスポーツ庁からの説明においては、先生と子供だけの関係ではなく、地域コミュニティにおいて部活動を展開し、専門性持った指導者と栄養士や医療関係者などの人材も活用しながら、子どもの健康と体づくりにつなげて行くことを理想とし取り組んで行くというものでありました。

津和野町においても、現状認識と改革のためのこの度の方針を踏まえながら、子どもたちにとって一番良い方法は何かを関係者と十分に話し合い、導き出して行くとともに、それを実現するために必要な支援策を国に対しても要望してまいりたいと思っております。

全国町村会・都道府県町村会長会

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