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第4回鷗外講座(令和4年10月16日)

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第4回目の鷗外講座に参加してまいりました。
この度の講師は、早稲田大学教授宗像和重先生で、「乃木殉死と興津弥五右衛門の遺書」のタイトルにてお話を頂きました。

乃木大将の殉死という重大な事実に対する森鷗外ならではの思いを興津弥五右衛門の遺書という作品に表現されたものでありますが、同作品には初稿版と改稿版があり、タイトルは同じでも趣の違うものとなっております。

殉死後まもなく書かれた初稿版と、その後に歴史事実を丁寧に調査された上で書き改められた改稿版のそれぞれを紐解くことで鷗外の心理を学ぶことができ、非常に興味深いお話でありました。

そして、数多くの鷗外作品の一つ一つに社会に対する重要なメッセージが込められていることと合せ、本町の森鷗外記念館に貴重な資料が収蔵されている意義を改めて認識したところであります。

この度のご講演も、町内外から多くの皆さまにお越し頂き、熱心に聴講頂いている姿が印象的でありました。CATVにおいて収録しておりますので、更に多くの町民の皆さまに御覧頂きたいと願っております。

鷗外講座

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