第3回目の鷗外講座が津和野町立森鷗外記念館主催により開催され、参加してまいりました。
この度は、聖心女子大学現代教養学部教授であり森鷗外記念会の常任理事でもいらっしゃいます大塚美保先生に「大逆事件と沈黙の塔」と題してのご講演を頂きました。
お話の内容の詳細をSNSという場において、私の一方的な解釈にて記すことは自粛するべきと考えております。
大逆事件という歴史的事実への森鷗外の関わり、そして同時期に書かれた沈黙の塔をはじめとする著作に込められた森鷗外のメッセージを年表とともに読み解きながらのお話は分かりやすく、非常に興味深いものでありました。
そして、第1回、第2回に続き、この度も森鷗外という人物の尊敬すべき人間性を認め、これからの社会に求められ、再び脚光を浴びると諸先生方がおっしゃっておられることを実感したところであります。
作品をただ読んだだけでは気づくことのない点をわかりやすく解説頂ける鷗外講座は、非常に意義ある機会と認識しており、講演内容を放送するCATVにおいて是非、中高生にも見て頂きたいと願うとともに、今後も森鷗外の顕彰を町として更に進め、町民の皆さまに理解を深めて頂く努力をしてまいりたいと考えております。
