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藩校養老館武術師範委嘱状伝達式(令和8年9月18日) 

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藩校養老館武術師範として益田市の高津武道館師範である豊田篤志氏を任命するにあたり委嘱状の伝達式を行いまいました。

藩校養老館は西周や森鴎外、地質学の小藤文次郎、紡績業の山辺丈夫をはじめ多くの偉人を輩出し、教育の町・津和野町の源流と言えますが、武道にも力を入れており、様々な流派とともに津和野藩独自の武道の流派「北窓流杖術」を稽古に取り入れておりました。
そして現在においても、豊田師範により受け継いで頂いております。

江戸時代の藩校において武道場が現存する例は全国的にも少なく、保存修理工事が完了し、一般公開を行っている今後の養老館活用の一環として武道場としての側面に注目し、北窓流の継承はもちろんのこと、情報発信等にも力を入れることを目的として、この度藩校養老館武術師範をお願いしたしだいです。

北窓流は江戸時代の津和野藩で行われていた武術の流派で、他地域では確認されておらず、津和野藩独自の流派と考えられておりますが、明治時代には途絶えたと推定されています。
こうした中、豊田さんは高津武道館で空手道師範をされておりますが、10年以上前から本格的に北窓流の習得に取り組み、復刻されました。

お話を聞くと、師匠である岡山県津山市の武道家から北総流の存在を知らされ、伝承を依頼されたのがきっかけとのことでありました。
三津同盟を結ぶ津山市とのご縁を感じます。

豊田師範はこれまでにも、藩校養老館竣工式での北窓流杖術の演武披露、藩校養老館体験プログラム事業における古武術体験プログラム製作への協力、藩校養老館での古武道演武会における北窓流披露など、様々にご支援を頂いてまいりました。

また、高津武道館において道場生へ北窓流杖術を指導されるとともに、スペイン・カタルーニャ地方での日本古武道の演武会に参加された折には、北窓流杖術を披露し、希望者に指導されるなど、継承と普及に貢献を頂いております。
尚、スペインでは現在でも「北窓流杖術」を用いる武道家が多くおられ交流されております。

このように長年にわたる豊田さんのご功績とご協力のお付き合いを続けてきた中、深い信頼関係のもとで藩校養老館武術師範をお願いするに至ったと言えます。

今後については、引き続き養老館での体験プログラム講師や演武などの協力、また、古武道関係者をはじめとする県外へのPR役を担って頂くこととしております。
また、本町の教育の魅力化と子どもたちの健全なる成長を目的として「北窓流杖術」を取り入れる検討を伝達式に同席した教育長とも話したところであります。

豊田さんにおかれては、北総流の作法の習得のみならず、その歴史等についても様々な文献等を調べ日々資料収集と研究に精励されておられます。
ここまでの情熱をもって頂いていることに深く感謝を申し上げるとともに、津和野町としても豊田師範の活動に協力をしてまいりたいと思います。

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