本年も津和野盆踊りが重要伝統建造物群保存地区内の風情ある殿町通りで開催され、400年を超える伝統にまた一つ歴史が積み重ねられました。
例年以上に多くの皆さまに参加を頂き、地元の方や観光客の方一堂が、大きな輪になって踊る様子は本当に素晴らしく、感動的でありました。
当日を迎えるまでに連日にわたり練習会や公演&体験会などを実施してこられたことが多くの参加者を迎えるに至った要因と拝察しており、関係者の皆さまのご尽力に心から敬意を表したいと思います。
本年は、まず津和野盆踊り保存会の皆さまだけで踊り、模範として鑑賞した上で、その後一般の方々も輪に入って踊るという方法が取られ、作法が難しそうでも気軽に参加し楽しむことのできる工夫がなされておりました。
保存会の方を見様見真似でたどたどしく踊る方、作法を既にマスターしておられる方、素人の私が評するのも何ですが所作美しく踊る方、浴衣を着て踊られる方、普段着で踊られる方など様々ですが、多くの方々が一堂に輪になって踊ることが、盆踊りの魅力を引き立てると改めて実感いたしました。
津和野盆踊りは、黒い頭巾をかぶり独特な衣装をまとって踊るのが特色でありますが、レンタルサービスを利用し、多くの方々に衣装を着て踊りを体験して頂いており、皆さまにとって良き思い出となることを願っております。
私も最初から最後まで皆さんと一緒に踊りました。
何度やっても作法を忘れており、踊る姿は決して品の良いものではないと思いますが、多くの皆さんに気軽に参加して頂くための見本となる役割だと自らを慰めております。
そして踊り始めると、他から見られることを意識するよりも徐々に踊ることに集中し、ほのかな灯りに照らされた殿町通りの景観とゆったりとしたリズムで奏でられる三味線と横笛、大太鼓のお囃子に心を和ます時間を過ごすことができました。
見て楽しい、踊って楽しい津和野盆踊りの醍醐味だと思っております。
当日は外国人観光客のお姿も数多く拝見しうれしく思っております。
本年は観光振興を目的に誘客・体験事業を展開する位置づけにおいても実施いたしましたが、410年目を迎える来年に向けて大きな可能性を感じる年となりました。
屋台やつわの太鼓、石見神楽などのステージ披露とあわせ、暑い中お世話をされた全ての皆さまに心からの感謝を申し上げます。
