役場津和野庁舎の耐震補強・改修工事が完了し、当工事に先立って完成した増築棟と合わせ竣工式を執り行いました。
執務スペースの確保と利用者の利便性の向上を目的とし、津和野庁舎に隣接して令和5年7月に建設した増築棟は、同じ場所で明治42年に建築され、かつて郡制度のもとで行政・議決機関の役割を担っていた鹿足郡会議事堂を模した外観としており、今後一階に教育委員会を配置、二階は会議室を設けて活用することとしております。
現在の津和野庁舎は、大正8年に鹿足郡役所として建築されたもので、百年以上の年月を経た今も、当時の外観を残したまま役場庁舎として使用してまいりました。
平成8年には国の登録有形文化財の認定を頂いてもおります。
このように貴重な施設である一方で、建物の耐震性が確保できておらず、防災対策が長年の課題となっておりましたが、このたび、文化財としての価値を残しながら、耐震補強や建物内部の設備等を含めた改修を図ったところであり、5月11日からの供用開始にあたっては健康福祉課、総合窓口、商工観光課、農林課を配置することとしております。
この度の工事により、建物の安全性は大幅に向上し、災害時にも安心してご利用いただける庁舎として生まれ変わりました。
職員はもちろん、町民の皆さまにも安全で快適な環境が整ったことをうれしく思っております。
また鹿足郡役所と鹿足郡会議事堂が並んで存在していた大正時代の風景が再現されたことにより、重要伝統的建造物群保存地区の街並み景観にマッチするとともに、現在も役場庁舎として活用されている文化財として、今後も観光スポットとしての役割を担うことに期待を寄せております。
工事にあたっては、設計・管理、施工それぞれの事業者の皆さまに多大なるご尽力を頂きましたことに心から御礼を申し上げます。
また長期間にわたる工事により、ご不便、ご迷惑をおかけしました町民の皆さまに対しましても感謝申し上げます。
新たな津和野庁舎での業務の再開を契機として、より効率的で質の高い行政サービスの実現を目指し、町民の皆さまの期待に応えるよう、全職員が一丸となって取り組んでまいります。
