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西周新全集刊行

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昨年の秋の話題となりますが、『新編 西周全集』の第3巻がめでたく刊行されました。

津和野町で生まれ藩校養老館で学んだ西周は、幕末から明治時代への近代日本の黎明期に活躍し、後世に多大なる影響を与えた偉人であり郷土の誇りです。

『西周全集』(全4巻)が1960年から1971年にかけて刊行された事実は、西周の功績に対する評価を物語っておりますが、21世紀になり社会が更なる進化と発展を遂げようとする中で、改めて西周の思想を再評価する気運が高まっておりました。

こうした中、これまで西周研究を長年にわたって行って頂いてきた公立大学法人島根県立大学と津和野町が平成29年に「西周研究にかかる連携・協力に関する協定」を締結したことを契機に、西周新全集の刊行に向けた事業が始まったところであります。

編纂にあたっては、島根県立大学のお世話のもとに全国の有識者による編纂委員会が組織されるとともに、膨大で緻密な作業と議論が積み重ねられ、この度(令和7年9月)予定されている全6巻のうち、先行して第3巻~言語・教育編が刊行されたしだいです。

新全集では、既刊の著作の再精査とともに未収録であった草稿の発掘も並行して行われ、パンフレットには「旧全集では収録されなかったその著訳書、部分的にしか翻刻されていなかった日記の完全版、新たに発見された書簡などの新資料に徹底した校訂を加え刊行する決定版新全集」と記されております。

編纂委員会は、樺山紘一氏(東京大学名誉教授)を代表に、石井雅巳氏(山口大学講師・事務局担当)、井上厚史氏(故人・元島根県立大学教授)、上原麻有子氏(京都大学教授)、川崎勝氏(故人・元南山大学教授)、手島邦夫氏(元北海道科学大学教授)、蓮沼啓介氏(神戸大学名誉教授)、服部隆氏(上智大学教授)、播本崇史氏(島根県立大学准教授)、山岡浩二氏(元浙江大学城市学院客座教授・津和野町教育委員会)の皆さまです。
第3巻の刊行にあたり多大なるご尽力を頂いた皆さまに心から敬意を表するとともに、津和野町にとりましてもこの度の業績は地域振興に大きく貢献するものであり深く感謝を申し上げます。

次は第2巻が来年度中に刊行されるべく準備が進められているとお聞きしており、期待を寄せております。
尚、この度の第3巻は、島根県立大学のご厚意により10冊を本町に頂いており、町内図書館や郷土館、森鷗外記念館等で保管し、希望者には閲覧して頂くこととしております。

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