一般国道9号(益田市~山口市間)整備促進期成同盟会による一般国道9号の整備促進に関する要望活動を財務省並びに国交省に対して行いました。
国道9号は山陰地方と山陽地方をつなぐ幹線道路であり、このうち益田市から山口市を結ぶ当区間は、地域経済や観光の促進、住民生活へ密接に関わり、産業振興や定住促進をはじめとする地方創生・地域活性化に向けた取り組みを進めて行く上で重要な道路です。
しかしながら、当区間のうち益田市神田町から津和野町枕瀬間においては、急峻な法面と高津川に挟まれて視距がとれない急カーブや線形不良箇所が多く事故が頻発するとともに、連続雨量での事前通行規制区間が存在し長時間の通行止めになるなど住民生活に大きな影響が生じおります。
また、山口市阿東篠目から宮野上間においても、完成後60年以上が経過した老朽化トンネル・橋梁、そして連続雨量の事前通行規制区間が同様に存在し、積雪時のスタック、事故による通行止めと合わせ複合的な道路交通課題を抱えております。
これらの課題の解消による国道9号の整備促進について、予算の確保や地方整備局の体制強化も含め要望として取りまとめ、同盟会を構成する山口市、益田市、吉賀町の関係者とともにお願いをしたところであります。
本年、当区間内の木戸山峠を中心とした箇所について新規事業化を決定頂いたことは活動の成果の表れであり関係者一同喜んでおり、今後も一体となった取り組みを更に進めてまいりたいと思います。
尚、本年秋の道路関係の要望活動として、浜田・益田間高規格道路建設促進期成同盟会による山陰道の早期全線開通、浜田市~津和野町間幹線道路整備推進協議会による石西国道9号交通安全及び防災対策事業の推進など、例年通り実施しております。
