全国過疎地域連盟の総会が開催され出席してまいりました。
津和野町にとって過疎債の確保をはじめ過疎対策に関係する政府予算及び施策の充実を図る上で重要な組織と位置付けております。
会議ではまず役員の交代が議案上程され、会長はこれまでの阿部守一長野県知事が退任され、新しく濱田省司高知県知事が就任されました。
また、3名の副会長が交代となり、そのうちの一人に池田一島根県議会議長が就任されております。
令和8年度過疎対策関係政府予算・施策に関して、過疎地域が果たしている役割と意義を参加者一同が再確認するとともに、
〇地方交付税による財源保障機能の充実強化を図ること、
〇過疎対策事業債の増額及び対象事業の拡充を図ること、
〇地方創生のための財政支援の充実強化を図ること、
〇過疎地域における人材の確保・育成と人口減少の克服を図ること、
〇住民が安心・安全に暮らせる生活基盤を確立すること、
〇過疎地域におけるデジタル化の推進とインフラ整備を図ること、
〇地域資源を活用した産業の振興と新たな雇用を創出すること、
〇集落対策と地域社会の活性化に対する支援を強化することについて決議をされております。
大会終了後には都道府県ごとに県選出国会議員や国関係者に対して要請活動が行われ、島根県においても過疎対策協議会の役員により実施して頂いております。
令和7年度の過疎債は5900億円(前年度5700億円)と拡充されております。
有難いことながら物価高による事業コストも増大しており、来年度以降の更なる充実を期待するところでもあり、本町としても当連盟の活動に引き続き積極的に関わってまいりたいと思います。
