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旧堀氏庭園名勝指定20周年記念連続講演会(令和7年10月25日)

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旧堀氏庭園が名勝指定されて20周年を迎えたことを記念し連続講演会の第3回目をプラザ枕瀬にて開催し、出席してまいりました。

旧堀氏庭園には笹ヶ谷鉱山の経営者である堀家の古文書が約9万点残されており、町教育委員会では平成25年から令和5年まで11年の歳月を費やしてこれらを調査し、報告書を刊行しております。

現在では研究者の方々によって堀家文書を活用した研究が進められており、名勝指定20周年となる本年、先生方のご協力を得て連続講演会を開催し、研究成果を紹介頂いております。

第3回目となるこの度は、京都大学大学院人文科学研究所教授である岩城卓二先生にお越し頂きご講演を頂きました。
岩城先生は石見の国の幕府直轄領を中心とした共同研究「石見銀山附幕領における銀山・銅山・鉄山」の主宰者として堀家文書を活用した研究に携わっておられます。

ご講演の「銅山開発と銅山師-畑迫堀家と日原三好家―」というタイトルの通り、日原三好家との関係性に及んだお話を頂きましたが、これまで堀家のことを中心に学ぶ機会の多かった私にとっては非常に興味深いものでありました。

銅山師身分という仕掛けが銅山開発の継続に果たした役割をはじめ堀家や三好家ほか銅山師仲間のパワーバランスなどのお話はとても新鮮で、知識を深める機会となりました。

津和野町は全国に誇れる文化財を数多く有しておりますが、それぞれにまつわる歴史があり、津和野町長の仕事の一つにはそれらの習得に日々努め、様々な場面で語ることの出来る準備をしておくことが大切と認めております。

言うは易しであり、知識の習得は高いハードルであることをいつも痛感しておりますが、これからも出来得る限りこうした講演会に出席し、研鑽を図ってまいりたいと思います。

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