本年も太皷谷稲成神社による抜穂祭が名賀地区の御神田にて執り行われ、神社本殿での神事と合わせ参加してまいりました。
会場に到着すると、5月に植えた稲が立派に成長し、田んぼ一面に実りを迎えている光景が広がっており、とても感動いたしました。
当日はあいにく雨天となり、残念ながらカッパを着て少しだけ刈り取りを行って終了いたしました。
天候のことはどうすることも出来ませんのでやむを得ず、これも歴史の一コマとして受けいれたいと思っております。
一方で、本年は梅雨明けが早く、その後も水不足を心配する日々であったため、雨が降ることの有難さを感じる年ともなりました。
雨を欲したり疎んじたりと勝手な人間の都合ながら、その時々で様々な願い事をいたします。
人間の力は自然に対して無力でありますが、それでも宗教をとわず祈願をし、ご加護を受けることを日々の行いとしながら、日常の生活に心の安寧を保つ習慣は大切にしてまいりたいと思います。
また本年も、津和野高校の生徒の皆さんに多数参加頂き、一緒に稲刈りをいたしました。
探求学習にもつながる地域行事への参加が長年受け継がれていることをうれしく思っておりますし、生徒さんにとって貴重な体験となったものと信じております。
素晴らしい機会を与えて頂いた太皷谷稲成神社の皆さま、お世話をされた名賀地区の皆さまに感謝を申し上げます。