5日から始まった津和野町議会9月定例会に提案した議案のうち、令和7年度補正予算等について審議を頂きました。
議案のうち主なものは、まず津和野庁舎耐震補強・改修工事の請負変更契約の締結について、契約金額を2,820万5,100円増額し4億6,710万5,100円とするものです。
変更の主な理由は、当初は既存材を再利用する計画でありましたが、一部で想定以上に劣化や腐食が激しく困難なため、取り替え等に変更したことや、シロアリ駆除を追加したことによります。
契約の相手方は大畑建設株式会社(益田市)です。
次に麓耕中線について、津和野町耕田1191番2地先から同1169番地先までの延長107.5mを町道路線として認定することとなりました。
令和7年度の一般会計補正予算は、既定の歳入歳出予算に3億3,323万2千円を追加し、総額108億4,557万3千円とするものです。
歳出の主なものとしては、津和野町ホームページのリニューアルを行うための委託料1,289万8千円を計上しております。
令和9年ごろの更新を予定しており、見やすく分かりやすい内容となるようこれから検討を進めてまいります。
定住対策関連としては、民間賃貸住宅建設支援事業補助金について当初計画6件に1件をプラスすることとし補助金9,600千円を、つわの住まいる応援事業補助金について当初計画14件に10件をプラスすることとして補助金6,000千円を計上しております。
どちらも多くのご利用を頂いており、ニーズの高さを認めております。
尚、前者については国及び県より、後者については県より補助金を頂き町負担分と合わせて実施するものです。
物価高騰対応重点支援地方創生事業費の負担金補助及び交付金として、米価高騰の影響受けた旅館や飲食店、米を原料とする製造業などに支援を行う補助金4,800千円を、同じく医療・介護事業所に対する補助金1,500千円を計上しております。
今後も続くと思われる物価高ですが、デフレからインフレへの転換点にあたり、価格転嫁もままならい現段階において特に急激な高騰を見せたお米に焦点を絞り、町内事業者を支援する目的にて行うものです。
土木費では、町道八木谷線と町道日浦線の法面対策工事について、工事請負費1,233万円を計上しております。
財源は、起債ですが、償還に際して70%の国交付税措置のある緊急自然災害防止対策事業債を活用することとしております。
最後に教育費では、今後小中学校のLED化とともに日原体育館のLED化及び空調設置工事を進める予定とし、まずは設計に関する委託料を前者に766万6千円、後者に701万9千円を計上しております。
体育施設の空調化は異常気象が進行する中で避難所としての防災対策上からも重要視しており、厳しい財政状況において今後有利な財源の確保に努めながら取り組んでまいりたいと思います。
以上、全ての議案を承認頂きました。