島根県水源林造林協議会の総会が松江市にて開催され、副会長の立場にて出席してまいりました。
令和6年度の事業では、予算確保のための陳情活動や労働安全と作業道作設をテーマとした研修会、会報「みどり」の発行などを林業関係団体と連携し行っております。
令和7年度における水源林造成事業の予算は、当初予算ベースで253.4億円(対前年度比100.2%)、補正予算分の46.6億円を加えて、301.3億円(対前年比100.9%)が確保されております。
これは国土強靭化や地球温暖化防止とともに、森林資源を造成して山村地域の振興に寄与する水源林造成事業の重要性が認識された結果とも言え、国関係の皆さまに感謝を申し上げます。
一方で、昨今の物価高は林業業界にも波及しており、事業経費や人件費の増により事業の進捗に影響を及ぼしてもおります。
人材の確保や都市と地方の所得格差是正の観点からも人件費の上昇は受け入れた上で、従前の事業量を確保するためには、応分の予算の増額が必要と認めております。
こうした観点から、引き続き予算確保の要望活動を行いながら、森林の持つ水源涵養機能等をはじめとした公益的機能の更なる向上のための水源林造成事業を推進してまいりいたいと思います。