島根県過疎地域対策協議会と島根県市町村農林水産業振興対策協議会による共同研修会が松江市の市町村振興センターで開催され、出席してまいりました。
研修会は3部構成でそれぞれ講演を拝聴しました。
お一人目は島根県地域振興部中山間地域研究センターの門脇孝所長より「働きやすさが人を呼ぶ~中山間地域の定住・結婚・子育て~」と題してのお話でありました。
センターが日頃から調査研究をされている島根県内の人口増減に関わる様々なデータを示して頂きましたが、特に未婚率の動向と婚姻への影響要因、1世帯当たりの子どもの数の影響要因及び職場環境との関係性のお話は参考となりました。
講演のお二人目は島根県農林水産部農業経営課岡田拓男管理監による「『地域計画』策定を契機とした地域農業の維持・発展に向けた取組について」と題してのお話でありました。
〇地域農業の維持・発展の取組の背景、
〇地域計画の策定城、
〇目指す姿と今後の取組内容、
〇地域農業の維持・発展に向けた支援策の項目ごとに島根県内の取り組み状況や課題、先進事例などについて紹介頂きました。
本町においても地域計画の策定は各地域で終了したところでありますが、計画どおりに実行するためには担い手の確保をはじめ様々な課題を認めております。
今後も島根県のアドバイスや支援策を活用しながら、本町の取り組みを進めて行く上で非常に参考となるものでありました。
講演の三人目は、復興庁調査・調整班山口研悟参事官による「新過疎法5年目を迎えて」と題してのお話でありました。
山口さんは前総務省過疎対策室長であり、以前に島根県総務部長を務められており、私どもとご縁の深い方であります。
島根県政の過疎対策をはじめ地域振興について歴史を振り返りながらお話を頂きましたが、歴代知事の島根県の発展に対する情熱をもった取り組みを紹介頂き、今の現場で奮闘する私にとってとても勇気と励ましを頂けるものでありました。
本日のお話を糧に過疎を受け入れながらも住民が幸せに暮らすことのできるまちづくりに、今後も前向きな気持ちで知恵を出し合い汗を流してまいりたいと思います。