ここから本文です。

全国治水砂防協会島根県支部第80回通常総会(令和7年7月30日)

  • このページを印刷

全国治水砂防協会島根県支部の総会が松江市にて開催され、出席してまいりました。

当支部は島根県内19市町村が加盟し、会員相互の連携を図り、治水砂防事業の普及発展を図ることを目的として組織しております。

具体的な活動としては全国治水砂防促進大会への参加と国関係者への治水砂防事業促進に関する要望活動、島根県議会に対する要望活動、職員を対象とした視察研修の実施や講習会への参加、支部機関誌「砂防の窓」の発刊による広報活動、地域の防災学習会等における啓発グッズの配布などを行っております。

昨年の島根県内の土砂災害は53件発生しております。
このうち、雲南市の市道多久和六重(たくわむえ)線の地すべり、出雲市の主要地方道大社日御碕線の道路崩落など、大きな災害として記憶に残っておりますが、津和野町においても平成25年の豪雨災害やそれ以降も大雨時に土砂災害が発生しており、治水砂防事業の重要性を認識し、毎年島根県に対する要望活動を実施しております。

こうした中、昨年には町内名賀地区の鳴谷川の砂防事業が完成し感謝しておりますが、今後も継続事業の下山川と坂上の谷の進捗及び古江谷(ふるえたに)川の新規事業化、また、急傾斜地崩壊対策事業として継続事業の扇町地区の進捗、左鐙地区の新規事業化などをお願いしております。

島根県内の土砂災害警戒区域は全国3番目に多い32,213箇所となっており、今後も土砂災害要対策箇所の整備が望まれるところでありますが、そのためには国の予算が確保されることが重要となります。

また、ハード整備と共に、住民が土砂災害の危険性を認識し、適切な避難行動をとるための防災学習をはじめとするソフト対策についても、人命を守るうえで大切であり、啓発活動を同時に進める必要があります。

こうした観点から当支部の活動は今後も変わらず重要であり、本町としても積極的に協力及び参画をしながら、防災力の向上につなげてまいりたいと思います。

このページを見た方はこんなページも見ています

    このページに関するアンケート

    このページは見つけやすかったですか?
    このページの内容はわかりやすかったですか?
    このページは参考になりましたか?