島根県町村会の総会が美郷町にて開催され、出席してまいりました。
審議事項としては、令和6年度の事業報告及び歳入歳出決算の認定と令和7年度一般会計補正予算について承認されております。
協議事項としては、8月から9月にかけて島根県及び国に対して行う令和8年度予算編成及び施策に関する要望について協議いたしました。
要望内容については、事前に各町村に照会をかけた上でのものであり、東京一極集中の抜本的是正、労働力不足対策、地域公共交通確保対策、デジタル化施策の推進、物価高騰対策、医療体制の確保など多岐にわたり取り上げ、具体的な事項としてまとめられており、心強く思っております。
私からは、国政の状況がこれまでとは違う流れになりつつあるように受けとめられる中で、地方税財源等が影響を受けることを心配しており、正副会長より地方交付税の確保を改めて重点的に要望して頂きたいとのお願いをいたしました。
議事のあとは、島根県より行政説明があり、米の生産と流通の状況や鳥インフルエンザ等家畜伝染病対策について、それぞれの部署よりご説明を頂きましたが、どちらも津和野町にとって関心の高い話題でありますので、とても有益な情報提供を頂いたと受けとめております。
翌日の午前中までの2日間にわたっては、美郷町の取り組みの紹介と現場視察が行われました。
山クジラの活用や鳥獣害対策を発展させた美郷バレー構想、前回の国体の開催を財産として継続的な取り組みを行われているカヌーの町づくり、バリとの交流を通した町づくり、みさと型ゼロカーボン農業の取り組みなどをご説明頂きました。
古くから大切に守り継いでこられた財産を時代の変遷に即して発展させ活用して行く取り組みは素晴らしく、本町の町づくりにおいても見習うべき点が多々あったことを感謝しております。
本町においても本物の価値をもつ古くからの素晴らしい財産を数多く持っております。
流行にとびつき流されることなく、信念をもって我が町特有の財産を地域振興へと活かしてまいりたいと思います。