津和野町遺族連合会による終戦80周年記念行事「平和の語り部事業」が日原歴史民俗資料館にて開催され、出席してまいりました。
戦争を体験した方や戦没者の遺児の方等が、自らの人生を語り、そのお話を聞くことを通して、わが国の戦争の歴史を風化させることなく、次世代へ戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えていくことを目的として開催されたものです。
6日を皮切りに7月の毎日曜日の4回にわたって開催され、それぞれに本町在住の戦争体験者からお話をされる予定であり、私が参加した6日はお父様が戦死され遺児となられた中岡誠会長と自ら戦地に赴かれた村上進さんの体験談を拝聴しました。
愛する肉親や仲間を失った悲しみ、その後の生活にも影響を受けてきたお話は身につまされるものであり、現在ウクライナ等で起こっている現実に思いを巡らせながら、これからも日本の平和が維持されるために、戦争の悲惨さを風化させてはいけないことを再認識する良き機会となりました。
戦後80年を迎えているように、戦争を実際に知る方々は高齢化し、貴重な体験談を聞く機会はこれからも減り続けることは避けられません。
今の現役世代が次世代へと語り継いで行くことの責任が問われているとも言えます。
会場の日原歴史民俗資料館では、様々な展示品をバックにお話を聞くレイアウトとなっており、戦争はもとより様々な歴史の積み重ねの中で現在の平和な生活が実現できていることを実感することもできました。
今後も遺族会との連携を継続して行い、本町の歴史を大切にしながら、戦争の悲惨さと平和の大切さを継いで行く努力をしてまいりたいと思います。
写真はごあいさつをされる中岡誠津和野町遺族連合会会長です。