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令和6年度高津川漁業振興協議会通常総会(令和7年6月5日)

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高津川漁業振興協議会の総会が開催され、出席してまいりました。

令和6年度の天然アユの状況は、3年連続で多くの遡上が確認されております。
令和5年度の流下仔魚数が暫定値21.7億尾となり、令和4年度より5.9億尾増加したことや、天候等の条件により海面での生存率も良かったことなどが要因としてあげられております。 

また、高津川漁協による稚アユの放流についても、感染症に強く再生産につながる地場産種苗を育成するなどし、計画より13万尾多い73万尾を4月から5月にかけて行っておられます。

昨年秋においては、継続しての全面禁漁の前倒しによる産卵親魚の保護や、電照飼育した親魚の放流、ナガタの瀬における産卵場の造成等の効果により、令和6年度の流下仔魚数が暫定値27.6億尾となり、本年の資源回復に期待を持つことが出来る結果となっております。

このように順調なアユ資源の回復が見られていることは、高津川漁協のご尽力によるものと敬意を表するとともに、当協議会としても調査研究費の提供や産卵場整備工事を実施してきた成果とも受けとめております。

会議においては、島根県水産技術センター内水面科寺戸稔貴主任研究員より「高津川のアユ資源動向について」と題して、データを示し各種調査の結果や研究の取り組みなどについてお話を聞きました。

様々な関係者のご支援とご努力によりアユ資源回復に向けた取り組みが進められていることに改めて感謝するとともに、目標である流下仔魚38億尾の達成に向けて、津和野町としても引き続き協力をしてまいりたいと思います。

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