旧堀氏庭園を守り活かす会の総会が畑迫公民館にて開催され、お招きを頂き出席してまいりました。
当法人は、津和野町の誇る文化財である国名勝指定旧堀氏庭園と旧畑迫病院内のレストラン「糧」の運営を活動の中心として平成30年7月25日に結成され、以来、周辺の環境整備、文化財や地区の歴史と生活文化等の普及啓発活動などを行っておられます。
津和野町は津和野城跡をはじめ西周旧居、森鷗外旧宅、鷲原八幡宮など小さな町ながら数多くの歴史文化財を有しております。
国の大切な財産と言えるそれらの文化財を後世に継承するため保存事業を行う責任を負っておりますが、費やす事業費を投資として考え、活用による回収を行う意識を持つことが重要と認めております。
投資の回収とは、町民の方々に有する文化財を我が町の誇りある財産として認識し、郷土愛を醸成することであり、観光の魅力ある素材として活用し、経済効果を拡大することであると考えております。
保存事業等のハード整備は行政の責任でありますが、活用等のソフト対策は民間の皆さまの力を発揮して頂き、協働の取り組みが成果を生み出すために最も重要であり、旧堀氏庭園と旧畑迫病院については、その役割を当会が担って頂いていることを感謝しております。
懇親会では、会員の方々が一人ずつスピーチをされ、それぞれに思いを語られました。
お話を聞きながら、皆さんが地域を愛し、地域のために出来ることを実践して行こうとの前向きな気持ちを有しておられることが伝わりとても感動しました。
本日は、午前中には益田市での水防演習、午後からは町連合婦人会の評議員総会をはじめ各種総会への出席と慌ただしい一日でありましたが、最後は歴史文化の風を受けとめながら、優しくて熱い心をもった方々との交流が心地よい締めくくりとなりました。