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高津川総合水防演習(令和7年5月24日)

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高津川総合水防演習が益田市の高津川左岸河川敷で開催され、参加してまいりました。
主催は国土交通省中国地方整備局、島根県、益田市、吉賀町、津和野町です。

当演習は、「水防技術の向上・伝承及び消防団(水防団)の士気高揚を図るとともに、『流域治水』加速化・深化の観点を踏まえ、幅広い主体が参加する実践的な訓練を行うことにより、地域社会全体における防災知識の普及、防災意識の向上、災害対応能力の更なる向上を図る」ことを目的として実施したものです。

中国5県内の国管轄河川を周回で毎年開催されるもので、この度は高津川が順番となりましたが、前回は私が町長に就任する前であり、私にとっても有意義な研鑽を図る機会となりました。

参加機関は主催者である4団体のほか、気象台、自衛隊、島根県警、日本赤十字社、日本放送協会、企業、建設業協会、社会福祉法人など、多様な団体の参加による大規模な演習であり、津和野町消防団からも約50名の団員に参加頂いております。

実際の演習では、台風の接近と前線の影響により高津川流域で大雨となり河川の水位が上昇し、大規模な災害発生の危険性が高まるという想定により開始し、雨が降り続き水位が避難判断水位を超過し、氾濫危険水位に到着したとの想定による前半部分、高津川が氾濫し、大規模な浸水被害が発生という想定による後半部分に分かれ行われました。

この間、参加機関による活動のデモンストレーションを拝見するとともに、3市町の消防団による、河川の増水で水が堤防からあふれるのを防ぐ越水対策や水の流れで堤防が削り取られ、決壊するのを防ぐ先掘対策、堤防の裏側から水が漏れ出した時、一緒に堤防の土砂も吹き出され決壊するのを防ぐ漏水対策の活動の様子を巡視しました。

土のうひとつをとっても改良がなされ、私が消防団員の頃と比較しても機能性が増していることや、先堀対策についてもシート張り工法をはじめ場所によって適切な対策が選択されることなど、様々に学ばせて頂いたと感謝しております。

当日は比較的強い雨が降る天候でありましたが、それだけに実際の大雨時の臨場感が増し、緊張感を持ちながらの意義ある演習になったと思っております。

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