益田人権擁護委員協議会の定時総会が開催され、ごあいさつをしてまいりました。
渡辺隆会長をはじめとする益田市、吉賀町、津和野町の人権擁護委員19名で構成する当協議会は、人権・同和問題委員会、こども人権委員会、男女共同参画委員会、高齢者・障がい者人権委員会を構成し、研修や啓発活動を行っておられます。
また、令和6年度人権啓発重点目標~人権啓発キャッチコピーとして「『誰か』のこと じゃない。」を掲げられ、人権標語コンテスト入賞作品のひとまろビジョン及びサンネットにちはらでの放映、グラントワで開催された「きんさいデー」における啓発ブースの出展など、様々な活動を実施されておられます。
更に益田市15校、吉賀町5校、津和野町4校の小学校及び吉賀町3園、津和野町7園の保育園にて本年も「人権の花」運動に取り組まれ、人権擁護委員の皆さまが子供たちとともに花植えを行っておられます。
そして特設人権相談所を3市町の合併前旧市町単位において毎月一回以上開設し、人権問題に関する悩みや困りごとをもっている方々の相談に乗り、解決に向けたお手伝いをして頂いております。
以上は、活動の一部であり、年間を通して自己研鑽と人権問題の解決、啓発活動等に取り組んでおられる人権委員の皆さまに心から敬意を表するとともに、津和野町としても人権の擁護と人権思想の普及に多大なるご貢献を頂いており感謝を申し上げます。
ヘレンケラーの「障がいは不便ではあるが不幸ではない」という有名な言葉があります。
障がいに関わらず人は誰もが生まれながらの個性を持っており、その個性に起因して不便が生じている場合に解決をして行くのが福祉の役割の一つと思っております。
一方で、個性が差別につながってしまっているのであれば、それは不幸な人権問題だとも考えます。
福祉をはじめ町の諸施策の基本にあるのは人権であり、今後も人権擁護委員の皆様、そして津和野町人権・同和対策推進協議会の皆さまとともに差別のない明るい豊かな社会づくりに取り組んでまいりたいと思います。