津和野町水稲生産部会の総会が開催され、来賓としてお招きを頂き出席してまいりました。
当会は町内の水稲生産農家100名と14の法人で構成され、良質な米の安定的な生産に向け各種講習会の開催、視察研修など、年間を通して実施されております。
令和6年度は米価の上昇という追い風があった一方で、シーズンを通しての高気温や天候不順、病害虫の影響により生産が困難であったとのことでありました。
こうした状況を受け、令和7年度も更なる生産技術の向上と販売促進に取り組む計画とされております。
町としても、肥料の高騰対策として令和7年度の支援策を講じる予定としており、耕作放棄地の発生抑制を目的に他の所有者の農地を預かる農家を対象とした機器更新等にかかる補助制度を昨年より創設しており、今後も継続してまいりたいと考えております。
また、ヘルシー元気米を文京区の家庭へ、かつ土づくり交付金を町内の生産農家へ送る文京区との協働事業を継続し、需要の下支えと生産支援を行ってまいります。
土づくり交付金は同事業を始める前と比較し2倍の額を交付しており、今後も更なる増額が出来るよう取り組んでまいりたいと考えております。
ヘルシー元気米は以前に台湾への輸出が活発に行われておりましたが、現在は縮小しております。
昨年には台湾より取引の拡大を志向する業者の来訪を受けたとのことでもあり、町としても津和野町応援大使に任命している呉裕隆さんをはじめ様々な人的つながりが広がってきておりますので、そうしたネットワークも活用し輸出拡大に対する協力をしてまいりたいと考えております。
この度の総会では役員改選があり村上英喜会長が退任されました。
長年にわたり本町の水稲生産の振興に対してご尽力を頂いてきたことに対して深く敬意を表するしだいであります。