日原山葵生産組合の通常総会がJAひまわりで開催され、出席してまいりました。
大庭敏成組合長のもと24名の会員が、JA及び島根県西部農林振興センター、そして津和野町と連携し、生産振興を目的とした活動を行っておられます。
令和6年度においても苗や肥料及び各種資材の取りまとめ、先進地視察などを行うとともに、令和7年度においても引き続き生産振興に資する取り組みや株式会社フロンティア日原と連携した販売促進活動などを計画しておられます。
また昨年10月に開催された第39回全国わさび品評会において、安見真司さん生産の根茎ワサビが優秀賞を受賞されております。
産地である静岡県をはじめ全国8都県から根茎の部131点、丸堀の部4点の合計135点が出品された中での快挙です。
長年にわたり試行錯誤を続けてこられた結果でもあり、そのご労苦に敬意を表するとともに改めて心からのお祝いを申し上げます。
本町をはじめ石西地区で生産される山葵は、まろやかさとキレのある辛味を特色としてとても品質が良く、全国に誇れる特産品です。
町としても関係者と共に「島根わさび」のブランド化に取り組んでおり、特に情報発信や販売促進において町としての役割を認めておりますが、まだまだ十分な成果をあげている状況にはないと反省しております。
生産された山葵の品質は素晴らしいものでありますので、いかに擦りたての美味しさを多くの方々に味わって頂けるのか、東京事務所における首都圏での各種イベントでのPRなど、もう一工夫を施して更なる活動を行ってまいりたいと思います。
また、本町においては外国人観光客の方々が欧米系や台湾を中心として毎年増加しており、日本食ブームの中で、その他タラの芽やこごみなどの山菜類と合わせて食して頂く取り組みも推進することが大切かと考えます。
品質の向上や収量の拡大などの生産振興は生産農家やJA及び島根県関係者に期待するとともに、生産農家と町内料飲店、全国の消費者をつなげる取り組みは町の重要な役割と認識しており、今後も関係者の皆さまと現状や課題をはじめとする情報を共有しながらその責任を果たしてまいりたいと思います。