一般国道9号木戸山峠道路改修の新規事業化がこの度決定し、令和7年度分事業の予算化がされたことを受け、国関係者に対して一般国道9号(益田市~山口市間)整備促進期成同盟会としてお礼と更なる整備促進のお願いに行ってまいりました。
参加者は、伊藤和貴山口市長、入江幸江山口市議会議長、山本浩章益田市長、岩本一已吉賀町長、そして私であり、村岡嗣政山口県知事、当会相談役である柳居俊学山口県議会議長、同顧問である吉田充宏山口県議会議員にもご同行頂いております。
益田市から山口市間の国道9号においては、益田市神田町から津和野町枕瀬までの延長10.5km、また山口市阿東篠目から同宮野上までの延長4kmが、事前通行規制区間となっております。
事前通行規制区間とは、大雨や台風による土砂崩れや落石等の恐れがある箇所において規制の基準等を定めて、災害が発生する前に「通行止」などの規制を実施して安全を確保することを目的として設定されております。
実際にこれまで両区間ともに、何度も通行止めの措置がとられ、安全が確保された一方で、通行止めによる通勤及び通学、救急搬送など様々な支障をきたす要因となり、事前通行規制区間の解消を伴う抜本的な対策の必要性を認めてまいりました。
こうした状況の中、これまでは山口県側と島根県側がそれぞれ要望活動を行ってきたものを、国道9号の整備促進という観点から山口市と益田市、吉賀町、そして津和野町が一体となって取り組みをすることが重要と考え、2023年に当同盟会を発足し、要望活動を行ってきたしだいです。
そうした経緯において、この度木戸山峠の道路改修が新規事業化として決定したことは大変に有難いことと関係者一同喜んでおります。
これにより、事前通行規制区間の解消はもとより、山口市とのアクセスが格段に向上し、生活道として、また観光振興の観点からも、津和野町においても大きな整備効果が期待できます。
大規模な事業ともなるため、完成までには相応の年数を要するかと思いますが、事業がスタートすることが大切であります。
当日は事業化の御礼にうかがうとともに、更なる整備促進と島根県側の事業化についてお願いをさせて頂きました。
島根県側の益田市神田町から津和野町枕瀬間をはじめとした国道9号の整備促進についても、現在危険箇所や地盤等の調査を行って頂いております。
こちらも大規模な事業が想定されるため更に時間を要することかと思いますが、今後も引き続き当同盟会として関係市町が一体となってお願いをしてまいりたいと思います。