森林計画研究会の主催により2月19日に開催された森林計画研究発表大会において、高津川森林組合地籍課の永嶺勉課長の発表が佳作となり、その報告にご本人と村上恵祐組合長が来庁されました。
受賞された発表の表題は「高齢化問題に直面する境界確認事業の大改革」であり、津和野町において導入したレーザー航空測量による赤色立体測量図を活用した地籍調査「スマート地籍」が高く評価されたものです。
従来の地籍調査は所有者が現地へ赴き境界確認を行っておりますが、多大な労力と時間を要します。
スマート地籍はICTを活用して赤色立体測量図をもとにデータ上から境界確認を行うもので、時間の短縮や所有者の負担軽減、調査の正確性の向上を図ることが可能となります。
津和野町の地籍調査における境界確認等は高津川森林組合に委託しておりますが、限られた予算の中で進捗率を上げるため、この度のようにICTを活用した新しい取り組みを研究し、実践して頂いております。
また、この度の受賞と合わせ取り組みに対する高い評価が今後の予算の確保につながるのではないかとの前向きな話もお聞きしたところであります。
本町の進捗率は令和5年度末時点で33%と全国平均(53%)と比較して遅れている状況にあり、このような創意工夫による手法によってペースアップが図られると期待しております。
高津川森林組合の皆さまに敬意を表し、お祝いを申し上げます。