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流鏑馬神事(令和7年4月6日)

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流鏑馬神事が鷲原八幡宮流鏑馬馬場にて開催されました。

天候に恵まれ満開の桜が美しい馬場にて多くの観覧の方々が見守る中、厳粛な神事が盛大に執り行われております。

流鏑馬神事は、馬場が室町時代の構築であり、江戸時代まで行われていたものと思われますが、文献が残っておりません。
記録に残るところでは、明治以降途絶えていたものを、昭和32年に津和野弓道会同志が歩射流鏑馬を起こして復活し、昭和50年まで地元鷲原青年会有志により鷲原八幡宮春の大祭に奉納されております。

昭和51年には、小笠原流弓馬術礼法教場30世・小笠原清信範士の鷲原八幡宮参拝を契機に、この年から小笠原流古式流鏑馬神事の復活となり今日に至っております。

鷲原八幡宮は西暦950年に造られ、平成23年に国指定重要文化財となっております。
また流鏑馬馬場は1568年に八幡宮再建のさいに造られたと伝わっており、室町時代からの原型を残す横馬場形式であり、昭和41年に島根県指定史跡となっております。

このように歴史的にも、また景観的にも素晴らしい舞台で開催される津和野町の流鏑馬神事は町の誇るべき文化財産であるとともに、毎年多くの来場者を迎えており、観光振興にも寄与しております。

本年も、厳粛な神事が伝統ある儀式に則り執り行われるとともに、小笠原流の作法を習得された射手による勇壮かつ気品ある所作は、見るものの多くを魅了いたしました。

また、昨年に引き続き丸山達也島根県知事がお越し下さり、本年は総奉行役を担われました。
馬への騎乗など大変であったと拝察しておりますが、多くの来場者の方々に喜んで頂くとともに、流鏑馬保存会や津和野町観光協会をはじめ地元の関係者にとっても心強く励まされたと思っております。

近年の開催では、ゆっくりと楽しむための床几席を設置されたり、進行に英語でのガイドを行うなど、関係者におかれては様々な工夫を講じておられます。
来年以降も津和野町が誇る伝統行事を多くの皆さまにご覧頂くことを願っております。

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