津和野高校の入学式に来賓としてお招きを頂き、祝辞を述べてまいりました。今年度は45名の方が入学されます。
会場である体育館に入る前の通路で、同じく会場入りを待つ新入生の皆さんとすれ違いましたが、一人一人が元気よくあいさつをしてくださり、既に津高生としての礼儀正しさが身についておられることをうれしく実感したところであります。
新入生の皆さんは、津和野町内はもとより、島根県内そして全国各地から津和野高校に入学し、3年間の学校生活を共に過ごすことになります。
それぞれ生まれ育ってきた地域には、培われてきた風土があり、その異なる風土の中で成長されてきた皆さんは一人一人の個性ある魅力を有しております。
いろいろな個性をもった皆さんが津和野高校に縁あって出会い、お互いに人間力を高めあって行く、そんな体験が出来るのが、津和野高校の魅力の一つであると私は信じております。
時にはぶつかあり合い、議論し、お互いの違いを理解しながら、協力し認め合う、そんな切磋琢磨の日々の学校生活を通して、立派に成長されていくことを願っております。
一昨年より、成年年齢がこれまでの２０歳から１８歳へと引き下げられました。
津和野高校では生徒が地域に出て、住民と一緒に様々なことを学び合い、社会性や生きる力を養うことにも力を入れておられ、私たち町の行政の立場からも後援会や同窓会等の関係団体と連携し、こうした活動を応援しております。
新入生の皆さんには、そのような場に積極的に参加して頂き、活動的にいろんな体験をすることによって、大人となるための基礎を身につけて頂きたいと思います。
そして文武両道と申しますが、本文である毎日の授業に勤しむとともに、クラブ活動や様々な活動にも精力的に取り組み、個性を磨き合い、大切な高校生活を謳歌して頂きたいと願っております。
入学式会場への行き帰りの道中においては、きれいな花を咲かせた桜を各地で見ることができました。
まだ肌寒い凛とした空気とともに、新年度のスタートを切る緊張感を改めてもつ、そんな素晴らしい入学式に参加させて頂いたことを感謝いたします。
