山梨県小菅村にドローンを活用した生活物資配送システムの視察に行ってまいりました。
昨年の12月21日に、津和野町で行った実証実験においてお世話になりましたKDDIスマートドローン株式会社様とネクストデリバリー株式会社より、既に本格実施されている先進地としてご紹介頂きました。
小菅村は源流の郷協議会を創設され、舩木直美村長が当会の会長を務められている関係から以前より親交があり、不思議なご縁を感じておりますが、過疎化に伴う地域課題の解決に向け、新しい発想でチャレンジされている積極的な活動が、この度の再会を結んで頂いたとも感謝しております。
視察して強く印象に残ったことは、小菅村においてはドローンのみに依存しておらず、大手物流業者と連携し陸送と合わせた複合的な配送システムを構築されており、今後本町が本格導入していく上での重要な視点になると思っております。
当日は、KDDIスマートドローン株式会社からも社長はじめスタッフの方にご同行頂き、本町にもお越し頂いた現地法人のネクストデリバリー社の皆さまと意見交換を行いました。
その中で、この度の能登半島地震において被災地支援に入られ、ドローンを使用しての物資配送を行われたお話をお聞きしました。
ドローンの活用は、中山間地域への生活物資配送という観点と合わせ、災害時の物資配送や被害調査など、防災面からの導入の価値を改めて認識したところであります。
今後、通信やIT技術の進歩と共に、規制緩和がなされることで更なる地域課題の解決や活用につながることに疑いはなく、この度の視察を更に次へとつなげてまいりたいと思います。
尚、当視察は島根県町村会の町村長研修事業補助金を活用させて頂くこととしております。
この度の視察においてお世話になった皆さまに心から感謝を申し上げます。
