島根県土地改良事業団体連合会（水土里ネット島根）による益田管内の業務説明会が開催され、出席をいたしました。
会場は益田市と吉賀町と津和野町において年間一回の持ち回りにて、本年は道の駅なごみの里で開催されました。
土地改良事業団体連合会は、土地改良区や市町村などの土地改良事業を行うものの協同組織で、各都道府県と全国の48の連合会で構成され、土地改良事業の適切な実施や土地改良区等の効率的な運営のため、会員に対して技術支援や情報提供等を行って頂いております。
尚、土地改良区とは、都道府県知事の認可によって設立され、土地改良事業を行政に代わって実施する農業を営む方々で作る組織であり、田んぼの区画整理や整備、水路やため池を含む農業用排水施設の新設・変更、および維持管理等を主な業務とされております。
農業農村は食糧の供給、国土・環境保全など国民にとって欠くことのできない多面的な役割を果たしてきましたが、高齢化、後継者不足、過疎化の進展などさまざまな問題に直面してもおります。
こうした中で、島根県土地改良事業団体連合会は農業基盤の整備と生活環境の整備を進め、農業の生産性と農村地域の定住条件の向上を目的とした各種事業を実施しておられ、課題を共有する我々自治体にとっては、大切な存在であるとも言えます。
この度の会議では、令和4年度の事業報告及び会計決算の報告を頂くとともに、農業農村整備事業の今後の展開や国及び県の予算の状況等について説明を頂き、有意義な情報提供を頂いたところでもあります。
また、平成25年の豪雨災害においては、本町へ職員を長期にわたり派遣して頂き、農地を中心とした復興に多大なご支援を頂きました。
頂いたご恩は決して忘れることがあってはならないとの思いとともに、改めてここに感謝を申し上げるしだいです。
