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乙女峠祭り(令和5年5月3日)

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乙女峠祭りが開催され、全国からお越し頂いた皆さまに歓迎のごあいさつをしてまいりました。

江戸時代末期から明治時代初期にかけて、政府により行われたキリスト教弾圧は浦上四番崩れによる全国へのキリシタン流配へと及びますが、津和野町も流配地の一つであり、153人の信者が移送され、37人の殉教者を生んだ歴史をもっております。

これらキリシタン殉教者に捧げられる「乙女峠まつり」が毎年5月3日に開催され、津和野カトリック教会から約2キロ離れた乙女峠を目指して、聖母マリア像とともに信者の巡礼が行われます。
また正午からは荘厳な野外ミサが実施されますが、本年も多くの信者の皆さまにご参加を頂き、敬虔な信仰心に深く敬意を表するしだいです。

現在、37人の津和野乙女峠の証し人(教会関係者の方々はこのように称しておられます)を特別な称号である「福者」へ認定されるよう列福のための調査と申請準備が関係者の皆さまによって大変なご苦労の中、進められております。

列福認定を願うとともに、歴史文化を誇りとし、大切にしてきた本町にとって、信教の自由の礎を築いたとも言える乙女峠にまつわる史実を後世に継承して行くことも大切な使命として受けとめております。

乙女峠まつり

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