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島根県立津和野高等学校入学式(令和5年4月11日)

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津和野高校の入学式が執り行われ、来賓としてお祝いの言葉を述べてまいりました。
本年は72名の皆さんが入学されております。
県外からの入学者数も例年の水準にあり、津和野高校の魅力化に取り組む立場として、多くの皆さんに入学頂いたことをうれしく思います。

新入生の皆さんは、それぞれの中学校において、授業はもとより部活動や学校行事など、新型コロナウイルスの影響により制約を受けた3年間を送ってこられております。
今後は社会も徐々にコロナ前へと戻って行くことが予想され、明るく活動的に過ごし、津和野高校での生活を思う存分満喫して頂きたいと願っております。

また、成年年齢がこれまでの20歳から18歳へと引き下げられており、新入生の多くが高校在学中に成年になられることと拝察しております。
大人としての権利が与えられると同時に社会の一員としての義務を負うことになり、その準備期間として、高校での生活を大切にして頂きたいと思います。
学問を学び基礎的な学力を身につけること、体力の向上を図ること、自ら課題を見つけ、自ら解決する生きる力や社会性を養うことなど、魅力化を進める津和野高校には大人となるための基礎を身につける環境が整っていると信じております。

「誰か周の学をうけ、鷗外の筆継ぎ行かむ」。これは津和野高校校歌の一節です。
西周や森鷗外を輩出した藩校養老館の流れをくむ津和野高校ですが、長い歴史と伝統において培われた校風が備わっていると思っております。
その誇りある校風の中から、森鷗外や西周のみならず、現代にいたるまで社会で活躍する多くの人間を輩出してまいりました。
そして卒業生の多くが、津和野高校で学んだことを誇りとし、校歌を歌うとき、母校愛のもと社会を力強く生きて行くべく自らを奮い立たせていると思っております。
私も津和野高校卒業生の一人であり、同じ気持ちであります。

この度津和野高校に入学された皆さんも、これからその素晴らしい校風のもとに身を置くこととなります。
そのことを信じて、3年間、明るく元気に学校生活を送りながら、いろいろなことにチャレンジして頂きたいと願っております。

町といたしましても、津和野高校後援会や関係団体等を通して、津和野高校のバックアップを行ってまいりました。
今後も県立高校であることを常に心に留め、決して出過ぎることがないよう学校関係者や保護者の皆さまと十分な連携をとりながら、高校魅力化の活動を行ってまいりたいと考えております。

島根県立津和野高等学校入学式

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