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益田地域保健医療対策会議(令和5年3月17日)

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益田地域保健医療対策会議が開催され、WEBにて参加いたしました。
3月10日に開催された島根県医療審議会の主な議題として島根県保健医療計画を紹介いたしましたが、当計画の益田圏域の進捗状況等について、当会議では議題として取り上げられております。

益田圏域の健康指標については、まず、平均寿命は男性が80.72歳(島根県平均81.24歳)、女性が87.39歳(同87.70歳)となっております。
65歳平均自立期間では、男性が18.16年(島根県平均18.20年)、女性が21.36年(同21.71年)となっております。

そのほか、75歳未満の胃がん、肺がん、大腸がんなどの年齢調整死亡率について、全年齢の脳血管疾患、虚血性心疾患の年齢調整死亡率、周産期死亡率、乳児死亡率などについて圏域内の推移等の状況が説明されました。

尚、年齢調整死亡率とは、死亡数を人口で除した通常の死亡率は、高齢者の多い都道府県では高く、若年者の多い都道府県では低くなる傾向にあるため、年齢構成の異なる地域間で死亡状況の比較ができるように年齢構成を調整した死亡率(人口10万に対する)です。

次に、保健医療計画の項目に基づき、〇医療連携体制の構築をはじめ、がんなどの5疾病、救急医療や災害医療を含む5事業などのそれぞれについて、益田赤十字病院をはじめとする医療機関、医師会、歯科医師会、益田保健所、益田市や吉賀町及び津和野町の自治体ごとの取り組みを説明頂きました。

報告の中から何点かの項目について津和野町の取り組みを紹介いたしますと、まず、〇医療連携体制の構築については、津和野町コミュニティドクター等による「まめねっと」登録への呼びかけの実施、〇がんについては、対策型5がん検診(町が行う住民健診)の実施や受診者への啓発グッズの配布、広報等によるがん対策に関する記事掲載などを行っております。
また、心筋梗塞等の心血管疾患については、特定健康診査の受診率の向上や特定保健指導の実施率向上の取り組みなど、〇糖尿病については予防教室の開催や重症化予防プログラムの実施など、〇在宅医療については、切れ目のない在宅医療・介護サービスの一体的な提供に向けての体制整備などを実施しております。

その他にも脳卒中や精神疾患、救急医療や周産期医療、小児科医療、緩和ケア、健康長寿しまねの推進、高齢者の疾病予防や介護予防対策など、保険医療計画に定められた様々な事項について、益田圏域の医療機関や自治体、民間団体などによる取り組みを関係者が共有し、更なる効果的な事業の実施や機能分担につなげる検証を、会議を通して行っております。

保健医療は、限られた人・物・金の資源を圏域において連携し相乗効果を伴う取り組みを行うことが大切でありますが、津和野町にとっても圏域内の様々な機関や団体にお世話になっていることを感謝しながら、今後も連携した各種施策や事業を進めてまいりたいと考えております。

益田地域保健医療対策会議

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