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高津川漁業協同組合通常総代会(令和5年3月11日)

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高津川漁協の総代会が開催され、来賓としてお招きを頂き、ごあいさつをしてまいりました。

漁協と高津川流域自治体は、高津川の漁業振興とともに環境美化活動などを連携し行っております。
また、防災対策として河床掘削をはじめとする治水事業を実施する上で漁協の理解は不可欠であり、平素からのご協力に感謝を申し上げました。

特にここ数年は防災・減災・国土強靭化のための5カ年加速化対策等により治水事業の予算が拡充されており、今後も漁協との信頼関係はこれまで同様に継続してまいりたいと思っております。

当日はごあいさつをした後、他の公務があるため退席をさせて頂きましたが、総代会の前段に、島根県水産技術センター内水面浅海部内水面科の方による、高津川におけるアユの資源状況と資源管理についての講演がありました。

令和4年の流下仔魚量は約23億尾であり、昨年の14億尾より大きく増加しております。
平成29年の数値を底として年々増加傾向にあり、昨シーズンに多くの遡上が見られた中で、昨年の流下仔魚の状況から本年の遡上も期待が出来るのではないかと思います。

これまで行ってきた禁漁の前倒しや産卵場の整備、電照飼育などの様々な試行錯誤の取り組みが成果を表しつつあると言え、関係者の皆さまのご努力に敬意を表したいと思います。そして、これまでの取り組みについて検証され、海水温の状況と産卵場整備のタイミングなど、今後の改善点なども提案頂きました。

「これはこれ、日本一の鮎どころ」と徳川無声が称賛した石碑が日原支所前に建立されております。
また、日本遺産津和野百景図の1枚に「左鐙の香魚(鮎)」が描かれております。本町にとっては、漁業振興や特産品としてのアユの価値も当然ながら、歴史文化財産としての価値も重要視し、資源の保護に取り組む責任を感じております。

昨年の遡上数は約77万尾と増加傾向にありながら、平成23年の約300万尾と比較すると少ない状況にあります。
今後も漁協や関係者の皆さまと連携し、町としてもアユ資源の回復に取り組むとともに、そうした過程を通して、環境美化活動や防災対策事業を進める上での信頼関係を更に深めてまいりたいと考えております。

高津川漁業協同組合通常総代会

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