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津和野町日本遺産特別講演会(令和5年3月5日)

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津和野町日本遺産活用推進協議会主催による講演会が開催され参加いたしました。
千田嘉博先生をお招きし、「山城の傑作・津和野城を語る」と題してのお話でありました。

奈良大学文学部教授の千田先生は、日本の城郭考古学者であり、中世・近世城郭の考古学的研究を行い、日本各地の城の発掘調査・整備に関する委員を務められております。
テレビにもよく登場されており、豊富な知識に裏付けられた軽妙な語り口から多くのファンと高い知名度をもっておられます。
当日も会場いっぱいの多くの方々にご参加頂きました。

講演では、津和野城跡の石垣の特徴や配置の形状等を解説しながら、日本の歴史における山城の傑作たる所以を分かりやすくお話いただきました。
合わせて、天守閣などの現存しない建物を石垣から読み解く面白さと、そのことを観光などに活用する視点が大切であること、また、吉見氏時代の中荒城とともに、周辺に存在する横堀と畝状空堀群の組み合わせは学術的価値が非常に高く世界に誇れるものであるとのお話は、今後の活用を考える上で、大きな励ましとヒントを頂いたと思っております。

当日はユーモアたっぷりにお話を頂き、あっという間の時間が過ぎてしまいましたが、参加された皆さんも同じ気持ちで満足されたとともに、本町を代表する歴史文化財産に改めて誇りと自信をもたれたことと思っております。

津和野城跡は、日本遺産である「津和野今昔~百景図を歩く」の重要な構成要素です。
民間の立場から日本遺産の活用に向け、この度の特別講演の開催をはじめ、積極的に活動を展開して頂いている津和野町日本遺産活用推進協議会の皆さんに感謝いたします。

津和野町日本遺産特別講演会 津和野町日本遺産特別講演会2

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