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鷺舞~「風流踊」ユネスコ無形文化遺産決定記者会見(令和4年12月1日)

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国重要無形民俗文化財であり本町の重要な文化財産である鷺舞が含まれる「風流踊(ふりゅうおどり)」がユネスコ無形文化遺産への登録について正式決定されたことを受け、12月1日に弥栄神社桑原宮司、鷺舞保存会栗栖会長、鷺頭の井野村様と町長の私とで合同記者会見を行いました。

津和野弥栄神社の鷺舞は、本町を代表する民俗芸能で約480年の歴史を持っており、毎年7月20日と27日の弥栄神社大祭の日に神事として奉納され、その価値ある伝統が受け継がれております。
また、日本遺産「津和野今昔~百景図を歩く」の構成文化財ともなっており、本町にとっての重要な観光資源とも言えます。

風流踊りは「華やかな、人目を惹く、という「風流」の精神を体現し、衣装や持ちものなどにも趣向をこらし、歌や、笛、太鼓、鉦などの囃子に合わせて賑やかに踊る民俗芸能」(全国民俗芸能「風流」保存・振興連合会より)です。
この度は、鷺舞を含めた41の国重要無形民俗文化財が風流踊りとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。

記者会見では、これまでにない数のマスコミの皆さまにお集まり頂き感謝しておりますが、裏を返せばそれだけ話題性が高く、名誉な出来事であることの証とも認識しております。

1542年(天文11年)に伝習され、その後戦乱の世に一旦廃絶するものの、1645年(正保元年)に復活して以来、絶えることなく継承されてきた価値が、更に脚光を浴びる形で認められ、その輝きを増すこととなりました。

記者会見のごあいさつでも申しましたが、長い歴史においてご苦労を重ねながら守り継承されてこられた保存会の皆さまに敬意を表するとともに、心からお祝いを申し上げたいと思っております。

人口減少とともに後継者の育成が課題となっておりますが、鷺舞を活用したふるさと教育を推進しながら本町が有する歴史文化財への愛着と誇りを醸成し、自分たちの財産を自らの手で守って行くという志を持つ後継者の確保に協力してまいりたいと考えております。
合わせて、保存会の皆さまのご理解を大前提とした上で、本町の大切な観光の振興に資する事業へ積極的に活用させて頂きたいと考えております。

鷺舞1 鷺舞2

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