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全国史跡整備市町村協議会臨時大会(令和4年11月15日) 

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全国史跡整備市町村協議会の臨時大会が開催され、理事の立場にて出席をいたしました。来年度の史跡整備関係の予算獲得に向け、毎年実施されるもので、大会後は、都道府県ごとに分かれて、それぞれの選出国会議員に陳情活動を行います。

当協議会は主に国指定史跡を有する全国の市町村で構成されており、現在623団体が加盟しております。

津和野町においても、津和野城跡、森鷗外旧宅などの史跡を有しており、古くから当協議会に参画するとともに、保存活用事業を進める上で重要となる予算の確保ために、私も理事に任命して頂き、当協議会の活動に積極的に参加をしております。

令和5年度予算に対しては、史跡等を公有化するための助成、史跡等を整備活用して行くための事業の推進、埋蔵文化財発掘調査等の充実を重点要望として行いました。合わせて、参加頂いた安来市、雲南市、出雲市、大田市、益田市、そして津和野町からも個別の事業について、島根県所縁の国会議員に説明し、予算獲得へのご支援をお願いしたところであります。

本町の事業としては、7つの項目を掲げお願いさせて頂きました。このうち、事業費の大きなものをいくつか紹介しますと、まず、史跡「津和野藩主亀井家墓所附亀井玆矩墓」の災害復旧事業です。昨年8月の大雨によって法面が損壊しており、復旧工事にあたっては多額の予算が伴うため、国庫補助をお願いするものです。次に、史跡「西周旧居」の茅葺屋根修理事業についてです。

本年3月の強風により茅葺屋根の一部がき損したため、その修理事業に支援をお願いするものです。その他、史跡「津和野城跡」の石垣修理事業や天然記念物及び名勝「青野山」の保存活用計画策定事業などについて、国庫補助等の支援のお願いをしております。

国庫補助については、事業によって異なりますが、約5割から7割程度の支援を頂き、合わせて島根県からも支援を頂きながら、史跡等文化財の整備を行っております。本町にとって豊富な文化財を有していることは地域振興を図る上で強みであり、かつ文化財の保存は尊い責務であるとも言えますが、一方で、福祉や医療などの住民生活へ密接に関係する様々な事業も同時に重要であるため、バランスのとれた行政運営が求められます。

そして我が町のように小さな自治体にとっては、文化財整備や観光、医療、福祉、教育等を総合的に進めて行くうえで、財政上の悩みが他の自治体以上に重く存在しているとも感じております。

こうしたことからも国及び県からの支援は本当に有難いことであり、我が町にとってこの度のような要望活動は非常に重要と位置付けております。これまでも要望に対して、確かな支援を頂いており感謝しておりますが、来年度の予算の確保と配分に対しても、誠意をもってお願いしたところであります。

全国史跡整備市町村協議会臨時大会

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