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蘭学・洋学三津同盟締結記念シンポジウム(令和4年9月25日)

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昨年11月18日に岡山県津山市にて締結した蘭学・洋学三津(さんしん)同盟の締結記念シンポジウムを本町養老館にて開催いたしました。

三津同盟は、幕末から明治維新にかけて優れた蘭学者や洋学者を生んだ岡山県津山市と大分県中津市、そして津和野町の3市町が連携協力し、学術交流等を図りながら「蘭学・洋学のまち」として全国に売り出し、観光振興にもつなげて行くことを目的に締結したものです。

本町と津山市とのご縁は、津田真道(津山市出身)と西周がオランダに留学しライデン大学のフィッセリング教授のもとで法学や経済学、統計学などを修め、生涯に渡って親交を深めたという歴史的な背景に基づいて、平成9年に津山市と本町とで組織した「津田真道・西周顕彰委員会」がフィッセリング教授の旧宅に記念プレートを設置したことに始まっております。

その後両市町の具体的な交流はありませんでしたが、一昨年に津山市から福沢諭吉等を輩出している中津市と一緒に「蘭学・洋楽のまち」として売り出して行こうとのお話を頂き、森鷗外とともに西周の顕彰を進める本町においても有難いお話と賛同し、協定締結に至ったしだいです。

締結後初の事業となる当シンポジウムでは、津山洋学資料館の下山純正名誉館長にお越し頂き、同盟締結に至った経緯等についてお話を頂きました。
下山名誉館長は、「津田真道・西周顕彰委員会」を結成された中心人物であり、その後も何十回と津和野町にお越しくださっており、この度の同盟締結にあたっても、両町の橋渡しをして頂きました。
オランダでの記念プレート設置に関しての苦労話などをお聞きし、改めてこの度のご縁を今後も大切にして行かなければならないと感じたところであります。

また、当日は津山市、中津市からも職員の方々にお越し頂き、両市の紹介や関わりのある蘭学者・洋学者のお話をして頂きました。
今後も両市の取り組みを学びながら、西周の顕彰をはじめとする本町の歴史文化や観光施策に活かしてまいりたいと思っております。

合わせて、この意義ある同盟を民間の皆さまにも広く知って頂くことも大切であり、この度のような事業を今後も継続してまいりたいと考えております。

蘭学・洋学三津同盟締結記念シンポジウム

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