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津和野駅竣工式並びに開業100年・森鷗外没後100年記念セレモニー2(令和4年8月6日)

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8月6日に開催しました津和野駅舎改修の竣工式と津和野駅開業100年及び森鷗外没後100年を記念したセレモニーについて、本日は記念セレモニーを中心に記したいと思います。
森鷗外は津和野に生まれ10歳までを過ごし、その後この地を離れて以来、生涯にわたり故郷に帰ってくることはありませんでしたが、大正2年に現在の新山口駅から山口駅が開業し、それ以来津和野に向かって鉄道整備が年々進捗する状況を認めながら、津和野駅が開業の折には、山口線を使って帰省しようとの思いを当時の望月津和野町長に語っていたそうです。
しかしながら、津和野駅の開業は大正11年の8月5日であり、森鷗外の亡くなった日が同年7月9日であるように、森鷗外の願いは目前にして叶わないものとなってしまいました。
この度の記念セレモニーではこのエピソードをもとにして、以前にNHKドラマ「坂の上の雲」にて森鷗外役を演じられた俳優の榎木孝明さんに再び森鷗外に扮して頂き、100年越しで森鷗外の夢が叶ったとのストーリーを構成し、DLにのって津和野駅に降り立つところからスタートしました。
一流の俳優が演じる森鷗外はまさに本物が帰ってきたのではないかという錯覚に陥るぐらいであり、まさに「はまり役」と言える感動でありました。
セレモニーの後は人力車に乗って町内をパレードして頂きながら、各所にて映像を撮影しております。
この度のイベントは一日だけの打ち上げ花火で終わらすことなく、アフターコロナを見込んでの観光振興に向け、情報発信のためのコンテンツとして活用してまいりたいと思います。
こうした観点からこの度の費用については、新型コロナウイルス関係の交付金を財源とするとともに、島根県からも助成を頂いており、感謝申し上げます。
森鷗外をご縁とした交流協定を結ぶ文京区からは成澤区長、田中区議会議長にお忙しい中お越しいただき、ご挨拶にて温かいお言葉を頂きました。
現在の良好な関係を大切に、今後も両森鷗外記念館の連携をはじめ、顕彰を一層進めてまいりたいと思います。
尚、文京区立森鷗外記念館から高橋館長にもお越し頂いております。
西日本旅客鉄道関係者からも、「今後も利用促進を一緒に取り組んでまいりましょう」との力強いお言葉をかけて頂きました。
現在進めている山口県央連携都市圏域における山口県側との連携の中で、大阪万博も視野に入れたJR山口線の利用促進は重要な柱となると考えており、西日本旅客鉄道と築いた関係性は利用促進へとなお一層活かしてまいりたいと思います。
この度の記念セレモニー及びイベントの開催にあたっては、実行委員会を組織し、池田実行委員長(観光協会長)のもとで準備から当日の運営まで、役場職員のみならず津和野町観光協会と津和野町商工会の皆様にスタッフとしてご協力を頂きました。コロナ対策もあり、飲食を中止するなど、規模縮小を図っての開催となりましたが、縮小を感じることのない立派な行事にして頂き、心からお礼を申し上げます。

津和野駅竣工式並びに開業100年・森鷗外没後100年記念セレモニー2 津和野駅竣工式並びに開業100年・森鷗外没後100年記念セレモニー2

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