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津和野駅竣工式並びに開業100年・森鷗外没後100年記念セレモニー1(令和4年8月6日)

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津和野駅舎の改修事業が無事完了し竣工式を行うとともに、津和野駅が開業100年を迎えることと森鷗外が没後100年を迎えることを記念したセレモニーを新駅舎において開催いたしました。
丸山島根県知事、成澤文京区長、田中文京区議会議長、山本益田市長、山口市田中副市長、西日本旅客鉄道株式会社蔵原広島支社長、地元から中村県議会議員をはじめ多くの皆様にご出席を頂き、コロナ対策として規模を縮小した中ではありますが、素晴らしい竣工式と記念セレモニーを開催することができたと感謝しております。
津和野駅の改修については、計画当初より開業100年を意識したものではありませんした。
平成25年に津和野町歴史的風致維持向上計画を国より認定いただき、有利な財源を確保する目途がたったことから、津和野観光地の街並み整備を実施する一環として、観光の窓口ともなる津和野駅舎改修と駅周辺整備を計画したことが始まりです。
その後、「津和野」の名にふさわしい駅とするため、平成27年にデザインコンペを実施するとともに、その優秀デザインを基本とし、有識者や町民の代表の方々で組織した協議会において多様なご意見を取り入れながら設計に反映し、整備工事に移りました。
その進捗過程において、完成期日が徐々に見てくる中、令和4年8月に津和野駅100年を迎えることが分かり、その月を改修工事の完成目標として進めてまいりました。
後日詳しく記したいと思っておりますが、この度の改修工事とあわせ駅開業100年、そして森鷗外没後100年が重なったことは、不思議な縁を感じております。
新しくなった津和野駅は、外観に県内産の杉を使用し、回廊の屋根には石州瓦を用いるなど景観に配慮したデザインとしております。
駅舎内部には街並み観光交流センターを設置し、観光案内スペース、授乳室、空調設備を配した待合スペース、切符販売スペースなどを設けており、利用者の利便性の向上を図っております。
また、車の乗り入れ場所から駅ホームまで雨にぬれずに移動することができる回廊の整備も行っております。
一方で、住民の多くの方から要望を頂いておりました、跨線橋(線路をまたいで渡るための橋)へのエスカレーターまたはエレベーターの設置については、克服できない規制があり実現できなかったことを申し訳なく思っております。
バリアフリーの推進の観点からも規制緩和を含め、今後の継続課題として解決に向け引き続き努力してまいりたいと思います。
JR山口線は、私たちの生活にとって欠かせない重要な公共交通ですが、赤字路線という現実を常に厳しく受けとめておかなければなりません。
この度の駅舎の整備を契機とし、観光を中心とした利用促進をより一層図ってまいりたいと思いますが、そのためにも、今後更なる連携をお願いしなければならない西日本旅客鉄道、島根県、沿線自治体関係者をお迎えしての竣工式が開催できたことは、意義深いものであったと思っております。

津和野駅竣工式 津和野駅竣工式2

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