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高津川漁業振興協議会総会(令和4年7月4日)

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高津川漁業振興協議会の総会が開催され、出席いたしました。
当会は高津川の内水面漁業の資源確保などを進める目的にて、高津川漁協と益田市、吉賀町、津和野町、そして3市町の議会の代表である議長とで組織しております。
気になる天然鮎の遡上の状況についてでありますが、島根県水産技術センターの調査によりますと、本年は約77万尾の遡上があり、昨年の約31万尾と比較して回復傾向にあります。
また、平成26年から一昨年まで、約1万尾から約19万尾の間で推移していたことを考えると、資源の回復が相当に認められると言えます。
改善の理由としては、これまで試行錯誤を繰り返しながら取り組んできた、産卵場の整備、親魚保護のための禁漁日の前倒し実施、 稚魚の電照飼育による成熟抑制などが、成果を出し始めているものと認めております。
これも、高津川漁協の皆さまの真摯な取り組みのもと、島根県水産技術センターの調査研究やアドバイス、国交省、島根県関係機関のご協力のおかげであり、敬意を表します。
私ども行政の立場においても、当協議会や益田地区広域市町村圏事務組合などを通じて、一緒になって資源回復の取り組みを行ってまいりましたので、改善の傾向をうれしく受けとめております。
尚、改善の傾向とは申しましても、平成23年の遡上約300万尾と比較すると、本年の遡上約77万尾はまだ4分の1程度と言えます。
当日は島根県水産技術センター沖様よりご講演を頂きましたが、更なる鮎資源の回復にむけて、良好な河川の状態や、今後の課題等をお示し頂きました。
関係機関として連携し、私たちの大切な宝である鮎資源の更なる回復に向けて今後も取り組んでまいりたいと思います。

高津川漁協振興協議会総会1 高津川漁業振興協議会総会2

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